この前の土曜日に、ムサビの卒業・修了制作展に行ってきました。
自分の卒業制作から気づけば1年です。
大変でもあんなに楽しい時間は今までなかったので、戻りたくなってしまいました。
感想はいろいろありましたが、やっぱり作品で他人に意味とか気持ちを伝えるのは
本当に難しいことだというのが一番の感想です。
自分達の時だと、友達だったり同じ学年同じ立場の人が作ったものなので、どうしても
客観的に見ることはできません。
今回は全く知らない人達の作品を、全くの鑑賞者として見ることができたので、
冷静な気持ちで”作品と展示のこと”を考えることができました。
作った側にどれだけの気持ちと熱があっても、その人のことを全く知らない人が、
作品から受けとれるそういったものは多分ごく一部で、全てを伝えることはかなり
厳しいことです。反対に、作者が思ってもいなかった意外な事を見る側が感じることも
たくさんあります。
作品をどう描く、作るかは当然のことながら、”どう展示・発表するか”もとっても大事
なことだと強く強く思い、自分の過去の展示、これから先の展示のことを考えさせられ
ました。
大学の卒業制作展は、各学科の多種多様な作品が並ぶので、いい意味でも悪い意味でも
外での展示ではなかなか見られない雰囲気が漂います。私にはよくわからないものも、
パッと見ただけですごく惹かれるものもあって、勉強かつ楽しめました。
人のものに好き勝手な感想を言うのは簡単なことで、自分はどうかと問いながら作って
いきたいと思います。
話は変わって、今日の水彩です。
am 2:06