3月10日の広島発の夜行バスに乗って、3月11日の大震災当日の朝、東京に着きました。
その日のお昼は友達と大学近くのファミレスでご飯を食べていて、楽しく話している
最中に、突然大きく長く揺れました。
地震のことを書くときりがないのですが、「何がいつ起こるかわからない」と常に
考えていたはずのことを、今回の地震で痛感させられました。
1秒前まで思ってもみなかったことが起きて、生活は想像通りにはいかないこと、
善くも悪くも先のことは全くわからないと改めて感じました。
3月18日の卒業式の式典と謝恩会は残念なことに中止でした。
でも、学科ごとに教室で卒業証書授与式と、簡単な懇親会がありました。
停電中の少し暗い教室で開かれた懇親会は、私は記憶に残ってよかったかなと
思っています。まさかの事態、想像もできなかった事がたくさんある月でした。
誰にとっても同じだと思いますが、2011年3月は絶対に忘れられない時になりました。
交通の混乱、停電などいろんな騒動があり、今も完全に戻ったわけではありませんが…
今日は上野の国立西洋美術館へレンブラントの展示を観に出かけてきました。
ポスターの「光と、闇と、レンブラント。」というキャッチコピーに
随分前からとても惹かれていました。
タイトル通りに光と闇のかっこいい作品が並んでいて、案の定刺激を受けたので
何か作品に生かしたいなぁと考えています。
美術館のある上野公園は、満開の桜の木が何本かありました。
桜を見ると毎年、焦りと不安さを感じてしまいます。
天気もよく、上着もいらない暖かさで気持ちよく歩いてきましたが、そこら中の節電や
募金活動などなど地震の事、自分が宙に浮いている不安さと、”春”と、いろんな事を
考えて悩んでしまう日でした。
pm 11:05