秋からの長い長い卒業制作が今日で終わりました。
見て下さった方、ノートに書き込みして頂いた方、本当にありがとうございました。
展示を機会に、このホームページを見て下さる方が一人でも増えればいいなぁと思って
います。
コメントひとつひとつがとっても嬉しく、自分では感じたことがないような事が書かれて
いたりして、「こういう風に感じてくれる人がいるのか…」と客観的に見ることができて
本当に有り難かったです。泣きたくなるような嬉しい感想もあって幸せでした。
私の思いのようなものが作品からどれだけ伝わっているかはわかりません。
私の力不足でほとんど伝わっていないかもしれない、と思う時もあって、
次からの作品をどうしていこうか、どう生かそうか、と考え始めたところです。
力を出し切ったつもりでいましたが、制作が終わっていざ展示になると「思ってたのと
ちょっと違う!」「ああすればよかった!」などなど反省は出てきました。
学科の先生方の講評でも痛い所をつかれたりしたので、自分も相手も納得できるような
作品をこれから先、何とか作りたいなと思います。
”ムサビ生”という所属はなくなってしまい、ムサビの学生として展示ができる事はもうない
と思うと本当に残念です。これからは学校に頼らずにやっていかないと作品を発表
できませんが、辞めずに何とか踏ん張って続けていきたいと、卒制を終えて改めて
思いました。
制作が終わると一気に「卒業」というのを意識し始め、毎日寂しくて仕方ありません。
最初はあまり好きになれなかった学科も、気づけば大好きになっていました。
友達も本当に大好きです。燃え尽き症候群のような状態になることを恐れていましたが、
いざ終えてみると、寂しさのほうが断然勝っていました。
でも入学すれば誰にでも同じように卒業はやって来るから、寂しがってばかりではなく、
新しい生活を濃いものに…!と無理矢理考えるようにしています。
これから先に今のような楽しさはもう無いような気分になってしまうことがありますが、
ゼミの堀尾先生が「年を重ねるのはいいことだ」と言われたので、それを信じていきたい
です。ムサビ、空間演出デザイン学科で得たこと全部を活かして次へ!
長くなりましたが、今回の作品の写真です。
細かい写真は準備でき次第載せるので、ぜひともよろしくお願いします。
am 1:55
「記憶の記録〜台所〜」 素材:木・アクリル絵の具・ニス