川上未映子さんの「世界クッキー」というエッセイ集を買いました。
今さっきぱらぱらと何ページか読んだだけで「おもしろい!」と夢中です。
私が唯一好きな物書きさんで、他の物書きさんに関してはほとんど無知です。
2008年のある日のテレビで、未映子さんの芥川賞受賞のニュースを見たときに、
この人なんか気になる…と突然に興味をもちました。
見た目だったり雰囲気だったりに惹かれたような気がします。
それから出演番組を見たりして知っていくうちにどんどん好きになりました。
文章を書く人なのに、私が実際に本を買ったのは随分経ってからで、ある時勢いで
当時新刊だったヘヴンを買って1週間ぐらいかけて読み切りました。
文章について良いも悪いもわからない私ですが、読破できたことと、その世界に入り込めた
ことに一人で感動してしまい、調子にのって未映子さんの他の本を買い集めました。
ヘヴンを合わせて4冊ぐらいしかまだ読めていないのですが、いま読書が楽しいと自然に
思えます。人に自慢できるぐらい”文字ばかりの本”を読まなかった私がこう思えるように
なれたのは、未映子さんを知ったおかげです。
「今日は○○ページ読んだ…でもまだこんなに先が…」と中身以外の”読む”ことだけにしか
執着できなかった自分が、一人の人を知ることで本が好きになれたことを嬉しく思います。
文字だけで表現することのすごさに21歳で気づかされました。
今は未映子さんしか読めていませんが、いろんな本を読んでいきたいなと思っています。
pm 11:25